ぞうこんにゃく (象蒟蒻) 2008.03


大変珍しい「ぞうこんにゃく」の花
 南国の花はカラフルで美しい花が多いのですが、中には変わりものもいます。
当園でもめったに見られない変わり者を今回は紹介します。

 植物園にはミクロネシアでは此処でしか見られない大変に珍しい植物です。

「ぞうこんにゃく」は元々東南アジア原産の植物でインドから東南アジア、パプアニューギニアに分布しています。
半日陰場所を好むので、樹木の生い茂る林内などに生えています。
高さは1〜2メートルになります。

塊茎から1個の葉柄を伸ばし、大きな羽状葉をつけます。
褐色で漏斗形の仏炎苞に包まれた肉穂花序をだします。
ゾウの足に似た塊茎にはデンプンが含まれ、若い葉柄は茹でて食用にされます。
 この「ぞうこんにゃく」はインドアーグリーン協会の田中耕治氏からいただいたものです。
毎年6月になると開花するのですが、写真のように表現に戸惑うような花が咲きます。この花は ラフレシアのようなとんでもない悪臭を放ち、昆虫を誘います。
ただ、この花は見られる期間が咲いてから5日間くらいしか持ちません、大変短命な花です。そのため、来園者でもめったに見られない珍しい花です。
また、樹液に触れると、とんでもなく酷くかぶれてしまいます。決して素手では触れないでください。

この芋でこんにゃくを作ると、薬用こんにゃくになるのでしょうか?
茎は3m近くにもなりますが、まだら掛かった綺麗な若草色をしています。
植物園では定期的に株分けを行うのですが、ゴム手袋が手放せません。

暑いサイパンでゴム手袋をして、大粒の汗を流しながら行う株分け作業は大変辛いものがあります。
もっとも、終わった後の冷えたビールは大変旨いのですが・・・・
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