サイパンで採れるバナナは 2006.08


バナナの花と実
 サイパンで収穫されるバナナがあるのはご存知ですね、このバナナはフィリピンなどで採れるバナナに比べると小ぶりです。このバナナは沖縄などで収穫される島バナナに近い品種です。
輸入されるバナナと比べてみると、酸味とコクがあり、小ぶりだけど美味いんです。

植物園でもバナナの栽培には力を入れており、5、6月を中心に収穫期を迎えます。バナナは幹から垂れ下がるように実をつけていきますが、肥料が不足すると、花は咲いても実になりません。サイパンの土地は痩せているのでバナナには肥料を施さなければならないのですが、これが馬鹿にならないほど必要なのです。さて、収穫の方法はというと、バナナが実っている幹を蛮刀で切り倒してしまいます。バナナは実を付けた幹は枯れてしまうのでこんな方法で収穫します。
収穫されたバナナはまだ青くやや硬いのですが、軒先などに吊るしておくと3〜7日もすれば食べられるようになります。
これがまた美味いんだけど、バナナは多いときは2〜300本も実をつけるので、とても自分達だけでは食べ切れません、いずれは植物園でも販売もしてみたいですね

さて、こんなバナナの実は誰も良く知っていると思いますが、バナナの花も料理して食べる事ができるんですよ。
 花の構造は下向きのタケノコみたいですが、皮(のようなもの)を1枚1枚むいていくごとに、小さな花がたくさん出てきます。この花の1本1本が、将来バナナになる部分なんです。
ただし、肥料の関係で1本の木に実るバナナの数は限られています、この花が全て見事なバナナに成長するわけではありません。バナナの実が付かなくなっても木の先端にはまだ花が残っていて、それを食用にするのだそうです。

このバナナの蕾、料理するのが非常に面倒です。まず、皮をむきながら花を1本づつ集めます。次に、これらの花は細長い袋のような形状をしているので、これを手で破いておしべとめしべがむき出しになるようにします。破いた袋は捨てます。そして最後に、めしべは食べられないので1本1本ちぎって捨てます。残った部分が食べられる部分です。

実はこの話、聞きかじった話で実際に作ったことはありません。
えっ、何故って? 面倒だからです。
でも、真ん中の芯の部分は軟らかいので食べることができます。これは美味しいですよ。
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