ウム料理は美味い 2006.06


ハワイではラウラウと呼ばれるウム料理
 さて、今回は昔から伝わる伝統的な蒸し料理を紹介しましょう。
その前に、植物園にバナナがたくさん植えてあるのはご存知だと思いますが、バナナはバショウ科の多年生草本です。バナナは木に生ると思っていた方いらっしゃいませんか?、バナナは一年または二年草ですよ。

ある日、友人と美味い肉料理について話をしている内に、○○料理店のステーキとか××店のチキンアドボが良いとか語っているうちは良かったのですが、やがて話が膨らみ、俺ならこう造る。とか俺なら○○で焼く。とか、まあ早い話が料理自慢へと発展してしまったのです。
ここで、よせばいいのに「いっその事、俺たちで作ってみないか」と言うことになったのです。
そして、それなら美味い「ウム料理にしよう」と言うことになりました。


ウム料理とは、南太平洋諸島に伝わる焼いた石を使った蒸し焼料理。

料理方法は、いたって簡単なのですが、時間がやたら掛かるのと穴掘りの重労働が大変です。 手短に造り方を紹介しましょう 肉を料理しやすい大きさに切り分けます.次にそれに塩をふります.それをはばの広いはっぱでくるみます.こうすれば肉のうまみをのがさず,しかも葉っぱの良い香りが移って美味しい味になります。
 〜ウム料理の本格的な作り方(手順)〜
@1m四方くらいの穴を堀り、その中で薪を燃やし、石をたくさん置いて、とにかく熱します。
Aその間に食材を用意。タロの若い葉をたくさん重ねた中にまぐろの角切りと玉ねぎのみじん切りを入れ、そこにココナツミルクを注いで葉で包みます。その上からさらにバナナの葉できれいに包み、葉の芯のヒモで十字に縛ります。他にもチキンやマヒマヒやポークなどを入れたものも用意します。
B石が充分焼けたたら、余分な薪は取り除き、焼き石の上にバナナの葉を敷き詰めます。
C最初にイモ類(タロ、スィートポテト、キャッサバ、バナナなど)を並べ、次いでメインディッシュの包みも乗せます。
Dそして、バナナや椰子、タロ芋の葉などを何枚も被せます。
Eこの上に土を被せてすっかり覆ってしまいます。
F最後にこの上で焚き火をして2〜3時間まちます
これはかなりの肉体労働なので、大勢が集まった時に行なう料理方法です。

さて、今回は鶏肉をメインに使ってバーベキューならぬ、蒸し料理を作るのですが、本格的なウム料理を暑いサイパンで日中に行なうなんて、とんでもない話で、実際に穴掘りやら焚き火と肉体労働が続くと、「まいった〜」とサボる輩ばかりになり案の定、作業は進みません。
かく言う私も、ビール片手に指図ばかりしていたら、非難を浴びてしまい、焚き火の担当を申し付けられてしまいました。
強烈な太陽の日差しの下でビール片手に焚き火なんて、想像できますか? 格好はともかく暫くしてなんとか石が焼け、バナナの葉をたくさん敷き詰め、その上に、これまたバナナの葉で包んだ肉・タロイモ・クッキングバナナなどを並べ、またまたバナナと椰子の葉を被せて、なんてやってるんですが、実に楽しい。これが男の料理だ、なんて言ったりしてね。 その後、焚き火をしながら、片手にはコーラを持って(ビールでは酔いすぎてしまうので)2時間くらい雑談したのち、いよいよ料理を取り出すわけですが、この時間になると、何処で嗅ぎ付けたのか友人や知人が不思議と集まってきます。

大勢でワイワイやりながら取り出した料理を皆で食べるのですが、この料理(?)調理法は簡単だけど肉や魚そして芋まで実に美味い!
高級レストランで一流のシェフが作る料理も美味いけど、この素朴な料理はもう絶品なんです。 料理はあっという間に食べつくされてしまい、後はビールやら酒やらで大騒ぎになってしまいました。
参加者はこれにハマッテしまい、次回の予定まで作る奴が出てくるほどです。
皆さんも、機会があったら是非チャレンジしてください、美味いですよ〜「ウム料理」は。

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